発話傾向の分析による「8つの力」を可視化する試み(1)

 本校は今年度DXハイスクールに採択されましたが、その取組の一環として「総合的な探究の時間」にデータサイエンスを組み合わせた活動を実施することになりました。そこで、11/15(金)の1年生「総合的な探究の時間」において、グループワークにAIレコーダーを用いることで、各個人の発話傾向を可視化する試みが行われました。

 本校で育成することを目指す「8つの力」がありますが、これらの力が身についたかどうかは、これまで生徒個人の主観や印象で判断されていました。そこで、『協働力』や『発信力』のような抽象的な概念をデータとして可視化し、データサイエンス的な視点から判断できないかということで行われているのが今回の試みになります。

 利用するのは「Hylable Discussion」というサービスです。初めて目にするたまご型レコーダーに生徒たちも驚くやら興奮するやらで、賑やかなグループワークになりました。

 グループワーク終了後に表示される発話量や発話方向のグラフを見て「おお~」という声が生徒から上がっていました。これらのデータを元に、どのような力が客観的に示されるのかをワークシートを用いながら考えていきます。

 今回は初回ということで機器のセッティングを行うのに苦労するグループもありましたが、次回からはもう少し余裕を持って取り組めると思います。