今年度は本校創立100周年を記念して、年5回、世界で活躍するОBの方の記念講演会を実施します。本日その第2回目が、2・3年生を対象に行われました。講師は、加藤英明先生でした。加藤 先生は、爬虫類学者、生態学者(農学博士)で、静岡大学教育学部准教授です。保全生物学に取り組んでおり、外来生物が日本の生態系へ与える影響などを研究しておられます。生物の専門家としてテレビ出演や講演活動も多数行っています。
本日は、気温が大変上昇したため、熱中症対策として、オンライン配信での講演となりました。各クラスの代表者が大会議室で対面で講演を聞き、その様子を各教室に配信しました。講演は、「100年後、環境はどのようになっているでしょうか。」という問いかけから始まりました。そして、加藤先生が世界50か国、100以上の地域を回り、生き物を観察したことや、どのようにして研究者の道を歩むようになったのか、なぜ池の水を抜く必要があるのか、環境はどのように変化しているのか等をスライドを用いてお話いただきました。また、人生においてチャンスをどう掴んでいくべきかについてのお話も聞かせていただきました。非常に興味深いお話で、特に対面で講演を聞いた生徒たちの間ではその内容に驚きや笑いが起こり、大変充実した時間となりました。最後に、37HRの田口玉緒さんからお礼の言葉を述べて講演は終了となりました。
講演後も、多くの生徒たちが会場に残り、加藤先生に熱心に質問をしていました。生物や環境に対する考え方、そしてどのように人生を歩んでいくべきか等を学ぶことができた講演でした。加藤先生、ありがとうございました!