2年生修学旅行・帰着報告

 12/2(月)~6(金)にかけて、2年生が台湾に修学旅行に出掛けてきました。本校は伝統的に台湾で修学旅行を実施していましたが、コロナ禍の影響によりここ数年は国内に行き先を変更して実施していました。しかしこの間にも、台南第一高級中学との姉妹校提携を締結したり、現地で行われたSDGsに関する国際的な研究発表会に招待されたりと交流を再び深めてきており、今回いよいよ台湾修学旅行が復活することとなりました。

 以下、全体の行程を簡単にご紹介します。当日の様子は本校公式インスタグラムでもご覧いただけます。

第1日(12/2)移動日

 7学級を「台南コース」と「台北コース」の2つに分けて、成田空港から空路で台湾に向けて出発しました。台南コースは21,23,27の各HR、台北コースは22,24,25,26の各HRになります。この日は一日移動日となりましたが、台南コースは高雄空港帰着後に大東夜市に出掛ける時間もあったようです。

第2日(12/3)現地校との交流

 台南コースは台湾第一高級中学台南女子高級中学へ、台北コースは復興高級中学百齢高級中学へ行き、各校の生徒の皆さんと交流を行いました。各校では歓迎セレモニーやプレゼント交換の後、グループに分かれて各校の授業に参加して、生徒同士の交流を深めました。

 午後は台南コースは新幹線で台北に移動、台北コースは十分・九份にて班別研修を行いました。十分では「天燈上げ」を体験し、九份では夕暮れが近づくにつれて灯篭が美しく灯る路地の散策を楽しみました。

第3日(12/4)Global Fieldwork in Taiwan (GFT)

 この日は一日フィールドワークです。「Global Fieldwork in Taiwan」と題して、台湾に留学している世界各国からの留学生と生徒グループが一緒になって台北を中心に各地を回り、台湾の歴史や文化などについて調べていきます。

 留学生とのやり取りは当然英語になります。「故宮博物院の所蔵点数」や「中正紀念堂の建築様式」「台北101がなぜ台湾のシンボルと言われているか」等について、英語でコミュニケーションを取りながら、MRT(地下鉄)やバスなどの交通手段を駆使してフィールドワークを進めていき、最後に振り返り活動を行いました。

第4日(12/4)班別研修

 第4日は班別研修日です。生徒同士でグループを作り、台北を中心に目的地とコースを立案して回ります。

 グループによっては、九份や淡水まで足を延ばして景色を楽しんだところもありました。どこで食事をするかあれこれ悩むのも楽しみの一つです。

第5日(12/6)帰着

  楽しかった修学旅行もいよいよ帰国の日を迎えました。昼頃に桃園空港を出発し、成田空港を経て藤枝に帰着しました。

 4泊5日の盛りだくさんの内容でしたが、生徒はとてもよく頑張り、全ての活動を意欲的にこなしました。日頃の授業で学んでいる英語コミュニケーションを実践する場になっただけでなく、異文化を理解し、自分たちの文化との類似点や相違点などについて考える良い機会になりました。生徒の反応を聞いても、「現地高校生との交流が楽しかった」「漢字が読めて英語が話せれば何とかなった」「大学受験が終わったらまた来たいです」などのポジティブな意見が数多く聞かれ、とても意義深い修学旅行になったことが窺えました。

 今回の修学旅行の実施にあたっては数多くの方々のご協力をいただきました。保護者の皆様、現地校の皆様、受け入れ先の皆様など、関係された皆様に感謝申し上げます。