創立100周年記念事業:アメリカ研修報告

 本校の創立100周年記念事業として、同窓会より支援をいただき、今年度8月にアメリカ研修を実施しました。参加したのは、23HR富坂寛也さん、24HR後藤未颯希さん、管美優さん、37HRの田口玉緒さんの生徒4名です。10月7日(月)の生徒総会の後に、研修の報告会が行われました。

 8月23日(金)から8月30日(金)の6泊8日、アメリカのテキサス州ヒューストンなどで研修を行いました。現地では、ライス大学の尾崎先生、学生さんに市内の博物館などの名所やライス大学を案内していただきました。大学では、尾崎先生の日本語クラス、河野淳一郎先生の研究室(化学分野)や図書館を見学させていただいたり、学生さんと大学のカフェテリアで食事を取るなどの国際交流を行いました。日系アメリカ人のご自宅にも訪問させていただき、日系アメリカ人の暮らしを学ぶことができました。また、ヒューストンは、多様な人種の人々が暮らしており、学生さんたちに、アメリカ料理はもちろん、メキシコ料理、ベトナム料理、アラブ料理など様々な料理店を紹介してもらい、一緒に食事をしながら、交流を楽しみました。

 また、NASA-ジョンソン宇宙センターにも訪問しました。スペースシャトルやロケット、宇宙飛行士の訓練施設やアポロ11号の月面着陸時の管制室を再現したミッションコントロールセンター等などを見学しました。体験型の施設で、月の石に触ることもできました。ライス大学は、ジョン・F・ケネディ大統領が、1962年に、「We choose to go to the Moon.(我々は月に行くことを選択する)」と演説を行った場所でもあり、今回ライス大学とNASAを訪れたことに縁を感じました。

 ウッドランズ カレッジパーク高校にも訪問することができました。生徒数3,000人を超える、大きな学校でした。日本語、数学、世界史、ロボット工学の授業に参加させていただき、ランチはカフェテリアでアメリカの生徒たちと一緒に食べました。放課後は日本語クラブに参加して、折り紙を折ったり、色々な話題について話し合い、交流を深めました。アメリカの高校生活を体験することができ、充実した1日でした。

 参加生徒は、「今まで当たり前と感じていたことは当たり前ではないということを学びました。多様な人々がいるアメリカだからこそ、人々の違いというものを強く認識させられました。」「様々な人と話し、様々な文化に触れ、貴重な体験ができ、自分たちの今後の人生に大きな影響を与えるものになりました。」と語りました。このような素晴らしい研修を支援していただいた同窓会の皆さま、ありがとうございました。