大正13年(1924年)の藤枝東高校(当時は志太中学校)の開校を控えた、大正12年(1923年)1月に、学校の設立祝賀会が開催された際の、住民代表が発した祝辞の原稿が、藤枝市内の橋本時計店の蔵から発見されました。祝辞を述べたのは、「橋本九三郎氏」で、徳川慶喜の時計お守り役から西洋時計を学び、明治3年、藤枝東高校の近くに橋本時計店を開業した人物です。
その祝辞を発見したのは、ひ孫にあたる橋本博行さん(本校OB)です。この度、PTA会長の岡本様同席のもと、橋本博行さんと妻の光代さんが本校を訪問し、祝辞の原稿を校長先生に披露、そして本校に寄付していただきました。原稿には、東高と地域の発展を祈る内容が書かれており、創立100周年を迎える本年に発見されたことは大変喜ばしいことであり、深い縁を感じます。
いただいた原稿は、本校の図書館に展示する予定です。橋本さん、貴重な原稿をありがとうございました。本校は、これからも地域に信頼され、地域と共に益々発展していくよう、教育活動に励んでいきたいと思います。